日本女性は年齢を重ねた美しさを自覚 グローバル・シニア調査
19 April 2006
東京―世界50カ国に拠点を持つ市場調査会社であるシノベイト(日本オフィス:東京都港区、代表取締役社長:藤木里佳)は、世界12カ国の55歳以上の人々に対し、加齢と美しさについての意識調査を実施しました。調査結果では、日本女性は年齢を重ねた美しさについて自信を持ってきていることが明らかになりました。対象者の5人に1人が「50歳以上の自分がこれまでで最も美しい」と回答しました。
この調査は、日本、フランス、ドイツ、アメリカ合衆国、ギリシャ、ハンガリー、南アフリカ、スロバキア、イタリア、ルーマニア、香港、韓国で3481名を対象に実施されました。美しさの捉え方、年齢と美しさの関連性、女性の美しさのピーク、男女それぞれについて年齢を重ねることの欠点などを調査項目としました。
女性の美しさのピークは?
日本の55歳以上の層は、男性に比べて、女性の方が自分自身に対して優しくなる傾向が見られました。
日本女性の5人に1人が50歳以上が美しさのピークであると考えていることは、非常に有望な結果であると受け止められます。日本女性以上に自信があるのは、アメリカ人女性のみでした。しかしながら、調査結果では50歳以上が美しさのピークであると考えている日本人男性は11%のみで、多くは20-30代だと回答しました。
急速な社会の高齢化にも拘らず、日本の多くのシニアが男女ともに「若さ=美しさ」と捉えています。男性の64%、女性の44%が20-30代が美しさのピークだと回答しました。
女性の美しさのピークについての日本以外の国々では、男女で同様の結果が見られました。フランスとアメリカでは、40代との意見が最も多く、香港と韓国では20代でした。「美しさは若年層のもの」という意見への賛同がもっとも多かったのは、南アフリカ(11%)、香港(10%)でした。
女性の美しさのピーク年齢(回答者:55歳以上の女性)
女性の美しさのピーク年齢(回答者:55歳以上の男性)
女性が年齢を重ねることで生じる欠点とは?
幸田來未か吉永小百合のどちらがいいか?これはノー・ゲームです。12カ国で40%のシニア男性が、若い女性とシニア女性、どちらも甲乙つけがたいと回答しました。そして今日では、年配の女優が演じる役は急速に減少し、十代からボトックス注射を打つという、興味深いニュースが報じられています。
50%のギリシャ人男性、33%のイタリア人男性が、年をとることによって失われる女性の魅力として体重の増加を挙げてはいますが、大多数のシニア男性が、シニア女性の特徴、たとえばシワや白髪などについて、魅力のひとつとして捉えています。ドイツではよりその傾向が顕著で、10人に6人はシニア女性は、ただ美しいのだと回答しました。
日本の調査結果は、他の国と同様の傾向にはありますが、シニア女性がシニア男性を美しいと思うよりも、シニア男性がシニア女性を美しいと評価する傾向が強い点は特筆すべきでしょう。
43%の55歳以上の日本人男性は、シニア女性を若い女性と同等に美しいと評価しています。「更年期による感情の起伏」がシニア女性の好ましくない特性として2番目に高い数字となっていることから、見た目の変化はシニア男性にとって大きな問題でないことがわかります。
女性は、シワや体重の増加を心配するよりも、もっと幸せでいる時間を増やした方が良いようです。
加齢による女性の欠点(回答者:55歳以上の男性)
男性についての結果では、日本人女性は男性ほど寛大ではないという傾向が見られました。36%が、鼻毛や耳毛の増加をシニア男性の好ましくない特性として挙げ、無愛想さ(19%)や大きなお腹(16%)も高い数字でした。反対に、シニア男性を若い男性と同様に美しいと評価したのは15%に留まりました。
これは、「女性よりも男性のほうが楽に年を取れる」という社会通念と相反するものです。おそらく、男性はもう少し努力が必要で、そして女性は持っているものをもう少し高く評価したほうがよいのでしょう。
加齢による男性の欠点(回答者:55歳以上の女性)
化粧品に使う金額は?
全体では、10人中3人は、若いときと同じような金額を化粧品に使うと回答しています。20%はシニアになってからのほうが使うと回答、フランスではその傾向が最も顕著で40%に上りました。反対に55歳以上の女性の4分の1が、メイクアップ用品はもう購入しないと回答、ギリシャでは68%に上りました。
日本人女性では、40%が若いときに比べて化粧品に使う金額が減ったと回答しました。しかし、日本の化粧品業界がすべてを失ったわけではありません。29%は若いときと変わらず、23%は若いときよりも増えたと回答しています。
あなたは何を変えたいですか?
加齢による衰えから守りたいものをひとつ挙げる、という質問では、日本人の31%は「顔」、23%は「腹部」と回答しました。「何もない、今の自分に満足」と回答したのは19%に留まりました。
これは調査対象国の中では一番低い数字でした。日本人の81%は、もし可能なら、自分を何かしら変えたいと思っているようです。これは日本人があらゆる面でより良いものを求め、そのための努力を惜しまないからであると考えられます。
世界各国に目を向けると、最も回答が多かったのは「何もない、今の自分に満足」で、31%の対象者は自己を肯定しています。アジア地域の日本、韓国、香港ではその他の地域に比べて「顔」と回答する対象者が多く見られました。
美しさとは?
美しさを失うことは嘆くべきことなのでしょうか?そうではない、と多くの対象者は回答しています。全体では57%のシニア層が、また、美しさは青春期のもの、という回答が多かった香港でも63%が、美しさとは「外見と人としての内面の両方を合わせたもの」という意見を支持しました。
日本では77%がこの意見を支持、14%は「美しさとは人間の成長に伴うもの」という意見を支持しています。
全体的に見て、日本のシニア層は年齢を重ねた美しさを受け入れ、自信を持ってきていると考えられます。

